【2021年版】必見!FP相談の流れとファイナンシャルプランナーの探し方を解説

「将来叶えたい夢がある」
「教育資金を貯めたい」
「老後を豊かに過ごしたい」

そんな希望には、必ずお金が必要になります。

そのような人生における資金的な相談ができるのが、ファイナンシャルプランナーという資金計画の専門家です。

お金の相談を第三者にするのは少し勇気がいりますが、ファイナンシャルプランナーに相談することで、自分だけでは見つけ出せない答えが見つけ出せるかもしれません。

この記事では、ファイナンシャルプランナー(FP)について詳しくご説明します。どのように相談すればいいのかを具体的に知りたいという方も、ぜひご一読ください。

ファイナンシャルプランナーとは?

ファイナンシャルプランナーとは?

ファイナンシャルプランナー(FP)とは、冒頭でもご説明した通り、資金計画の専門家のことです。

人生を経済的な側面から分析し、相談者の希望が叶うよう、資金的な側面から導くプロフェッショナルだと考えましょう。

お金に関する高度な知識を活かし、家計を分析した後に適切な資金計画を提案します。

【FPに相談できること】

  • 人生設計(ライフプランニング)と、それに合わせた資金計画
  • 金融資産の運用方法
  • 税金対策
  • 不動産対策
  • 相続、事業承継


次のような悩みの解決の相談も可能です。

  • 家計がずっと赤字だが、どうすればいいのか?
  • 子どもの教育資金はどれくらいかかる?
  • マイホームの購入が夢。実現するには?ローンは組める?
  • どんな保険商品を選べばいい?
  • 老後資金が溜められるか心配。夫婦でどれくらいのお金があればいい?

FP相談の流れ① FPを探す

FP相談の流れ① FPを探す

「FPに相談してみよう」と思ったら、まずはFPを探す必要があります。どのようにして自分に合うFPを探せばよいのでしょうか。

前提として、独立系FPに相談するのがオススメです。

独立系FPとは企業に属していないFPのこと。企業に属していないため金融商品を売るなどといったノルマがなく、顧客ありきのアドバイスができます。

ここからのFPとは独立系FPのことをいいます

それではFPの探し方から見ていきましょう。

1. 公式サイトから探す

信頼できる機関として、『日本FP協会』というものがあります。

ファイナンシャルプランナーの資格審査を行っている協会であり、日本FP協会と繋がっているFPであれば、一定のFP技能を持った人であると言えるでしょう。

協会のシステムを利用しての検索できるため、下記リンクより活用してみてください。

CFP®認定者検索システム

2. エリアで検索する

CFP®認定者検索システムではエリア指定も可能ですが、検索サイトで「ファイナンシャルプランナー 新宿」など、地名を入れることにより、そのエリアで活動しているファイナンシャルプランナーや事務所を見つけることも可能です。

現在はZoomをはじめとしたビデオ通話ツールでの相談も可能ですが、対面をご希望の場合はエリアで検索すると探しやすくなります。

3. 相談内容で探す

ファイナンシャルプランナーはお金のプロですが、それぞれ専門分野ないし得意分野が異なります。

相談したい内容が既に決まっている場合は、その内容からFPを探すのがオススメです。

相談内容で検索できるサービスを使ってもいいですし、各FPの発信内容(HPやブログ、ツイッターなど)も参考になるでしょう。

ウェブサイトには実績や事例もあると思いますので、そちらも大いに参考になるはずです。

4. 口コミを参考にする

相談してみたいと思ったファイナンシャルプランナーを見つけたら、ぜひ「口コミ」も参考にしましょう。

「ファイナンシャルプランナー 名前(あるいは事務所名) 口コミ」などで検索します。『口コミ掲示板』では評判のよいファイナンシャルプランナーを見つけ出すこともできるでしょう。

口コミは「個人の感じ方の違い」も強く反映されるため、1つの口コミを信じ込んでしまうと、冷静な判断ができません。

よい口コミと悪い口コミの両方を読み、客観的に判断するようにしましょう。

そもそも資格を持っている?

ファイナンシャルプランナーは必ずしも資格がなくても活動可能な職業ですが、やはり資格を持つ人のほうが信頼度は高いものです。

資格には国家資格と民間資格の2種類あります。

  • 国家資格…FP技能士(1級、2級、3級)
  • 民間資格…AFP、CFP(国家資格FP技能士の2級以上の資格に加え、協会の認定が必要)

等級がすべてではありませんが、一般的には国家資格2級以上が望ましいとされています。

AFP、CFP取得者であれば国家資格2級以上である保証があるため、より安心して依頼できるでしょう。

国家資格と民間資格の関わりについて
日本FP協会の認定を受けているFPか確認したい場合:資格認定会員検索

相談したい分野の実務経験はある?

資格があっても、そもそもファイナンシャルプランナーとしての実務経験がないケースもあります。

必ずファイナンシャルプランナーの名前で検索し、ホームページに記載されている「実績」を確認するようにしましょう。

ファイナンシャルプランナー歴、具体的な相談例、著書なども参考になります。

FP相談の流れ② 相談の申し込みをする

FP相談の流れ② 相談の申し込みをする

「このファイナンシャルプランナーに相談してみたい!」と思う人が見つかったら、プランを確認した上で相談の申し込みをしましょう。

電話申し込みのほか、ホームページ窓口、メールなどでも受け付けています。

プランについてはその事務所によって異なるため、しっかり確認しましょう。

【プランの違い】

  • 面接相談(相談者が事務所に出向く/FPが訪問する/WEB会議システムを使う)
  • 電話相談
  • メール相談

【プランについて確認すべきこと】

  • 相談回数、相談時間、相談期間
  • 相談料金
  • どんなことを主に相談できるのか

プランによって料金(相談料)が異なります。相談料をきちんと表示しているファイナンシャルプランナーがお勧めです。

「相談内容による」といったあいまいな表現をしている事務所は避けるようにしましょう。

FP相談の流れ③ 相談前の準備をする

相談予約ができたら、事前準備をします。

なにもなくとも相談はできるのですが、より具体的なアドバイスを受けるためには、ご自身の経済状況や家計について客観的に判断できる材料が必要です。

準備物について

家庭で動くお金がわかるものについては、可能な限り多く用意しておきましょう。

  • 通帳
  • 給与明細
  • 保険証券
  • ローン返済状況がわかるもの
  • 家計簿、あるいは月々の支払金額をまとめたもの
  • 近年のクレジットカード明細
  • 所有する不動産、金融資産の情報

質問を考えておく

ファイナンシャルプランナーへの質問は、できるだけ具体的に考えておきましょう。

質問という形が難しければ、「いま解決したい」と思っていることなどでも構いません。

FP相談の流れ④ いざ相談へ!

FP相談の流れ④ いざ相談へ!

ファイナンシャルプランナーに相談する際のイメージを掴んでおきましょう。

もしイメージするのが難しいと感じたら、ご自身の中でまとまっていない内容なのかもしれません。

曖昧な点はメモしておき、時間をかけて考えるようにしてください。

1. 理想の未来を共有する

ファイナンシャルプランナーにまず伝えてほしいのは、理想の未来です。

ご自身やご家族がどのような将来の夢を抱いているのかを伝えてみてください。

なお、マイホームが欲しい子どもを私立中学に入学させたい、など、具体的な夢があれば、よりわかりやすくアドバイスを受けることがでできます。

2. 目標と現状のギャップを確認する

理想の未来については、「現実的ではないかもしれない」と思うような内容でも問題ありません。

現時点ではその理想の実現までどれほどのギャップがあるかを知ることが重要なのです。そのギャップを把握することから、今後の道筋が決まってきます。

3. 改善箇所を洗い出す

ファイナンシャルプランナーは現在の家計を把握し、問題点や改善すべき点を洗い出して伝えてくれるでしょう。

経済的な問題はご自身の性格にも関わり得るものであり、考え方を変える必要もあるかもしれません。

少し辛い現実を突きつけられることになるかもしれませんが、決して批難ではありませんので、冷静に受け止めてください。

「考え方が甘かったかもしれない」といった意識改革ができるのも、ファイナンシャルプランナーに相談することの大きなメリットです。

4. 目標達成のためのプランを作る

改善箇所が明確になったら、ファイナンシャルプランナーと目標を達成するためのファイナンシャルプラン(資金計画)を作ります。

プランと言っても絶対的な計画ではなく、目標に近いものとして捉えてください。

5. FPのサポートを受けながら実行していく

ファイナンシャルプランができあがれば、あとはそれを実行していくだけです。

ファイナンシャルプランナーのサポートを受けながら、実現を目指していきましょう。

実は相談した後の方が大切

実は相談した後の方が大切

プランはあくまでも現時点をスタートとした場合の計画です。

条件が変われば、計画の実行が難しくなったり、逆に、もっと大きな夢を叶えられる可能性が高くなったりと、ゴールも変わってきます。定期的なライフプランの見直しを心掛けましょう。

ファイナンシャルプランナーをお金に関するパートナーと考え、積極的に相談してみてください。