固定金利が4か月連続の上昇。固定金利選ぶべき?

5月の長期固定金利のフラット35が4か月連続で上昇しました。

固定金利は10年国債利回りが指標となり連動しています。

10年国債利回りは2021年12月頃は0.04%~0.06%で推移していたものが、今年の2月に0.2%を超えて、その後一旦下がったものの、3月にはまた上がり、誘導目標の上限である0.25%となり日銀の指値オペで金利が抑制されました。

一方、米国の政策金利は2022年3月に2年ぶりに利上げし、10年国債利回りは5月に2018年以降で初めて3%を上回りました。

国内では、景気回復のためにもう少しの間金利上昇は抑制されるものと思われますが、米国では上昇トレンドにあります。

金利上昇局面で選択する金利は、教科書的には固定金利です。

しかし、住宅金融支援機構の「住宅ローン利用者の実態調査(2022年2月調査)」によると、変動型が67.4%、固定期間選択型21.7%、全期間固定型10.9%となり、変動金利が圧倒的に多いのが分かります。

固定金利が上昇局面とはいえ、変動金利(優遇金利適用後)の方が1%近く低いので、当面毎月の返済額は低く抑えられます。

大事なのは、変動金利が上昇した場合のシミュレーションや、繰り上げ返済をした場合のシミュレーション、固定金利を選択した場合のシミュレーション、変動金利から固定金利に変更した場合のシミュレーションなどをしっかりとやっておくことです。

当事務所のライフプランでは、これらのシミュレーションを作成しておりますので、お気軽にご相談ください。