マイホーム購入において、マンションを買うか一戸建てを買うか、職場に近い場所か郊外か等、色々と選択肢がありますが 、「新築にするか中古にするか」という選択肢もあります。
「絶対に新築!」と決めている方も多いと思いますが、もし新築か中古か迷っているようであれば、この記事を参考にしてみて下さい。
新築を選んだ理由
平成30年度の住宅市場動向調査(国交省住宅局)によると、新築住宅を選んだ(中古を選ばなかった)理由として最も多かったのは、
「新築の方が気持ちが良いから」
でした。
他の理由は以下の通りです。
「リフォーム費用で割高になる」
「隠れた不具合が心配」
「品質が低そう」
「老朽化が懸念」
「設備や広さが不満」
中古を選んだ理由
逆に、中古住宅を選んだ理由として最も多かったのは、
「予算的に手頃だったから」
でした。
他の理由は以下の通りです。
「新築にこだわらない」
「リフォームで快適に住める」
「設備や広さが気に入った」
「住みたい地域に新築がなかった」
「品質が確保されている」
「早く入居できる」
平均世帯年収と年収倍率
また、物件の種類別の購入価格、平均世帯年収、年収倍率は下記の表のとおりです。
購入価格 | 平均世帯年収 | 年収倍率 | |
中古マンション | 2819万円 | 715万円 | 3.94倍 |
分譲マンション(新築) | 4577万円 | 840万円 | 5.44倍 |
中古戸建 | 2814万円 | 671万円 | 4.19倍 |
分譲戸建(新築) | 3933万円 | 738万円 | 5.32倍 |
上記のデータによると、年収倍率が中古だと小さく、新築だと大きいことが分かります。
要するに、中古を購入する方は「新築を買えないから中古」というより、「新築は買えるけど中古」を選んでいる方が多いようです。
新築か中古どちらが良い?
新築か中古か、個人の好みがあるので一概にどちらが良いとは言えません。
資金計画に余裕があれば、どちらでも好きな方で良いと思います。
ただし、住宅購入の適正な予算をオーバーして、無理して新築を購入するのは、悲惨な結果になる可能性が高いのでお薦めしません。
心配な方は当所のファイナンシャルプランナーにご相談ください。